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個別記事: 2015年01月21日

虫歯の治療と無駄な費用、回数

札幌市南区藤野いとう歯科医院の伊藤です。保険で歯を削って金属の詰め物を着けるときはセメントが金属と歯の間を埋めています。歯と金属は直接はくっつきません。残念ですが保険のセメントは溶けるのです。表の赤で囲った部分がやや酸性の唾液に溶ける比率で一定の期間ごとに0.37%ずつ溶解していきます。これは製造メーカーの公表値です。時間が経ってセメントが劣化し溶けてくると、詰め物がはずれます。また歯との隙間に徐々に細菌が侵入し、むし歯になります。(2次むし歯)保険の詰め物は平均5~7年でダメになると統計が出ています。2次むし歯になり、再治療を繰り返すたびに、歯は削られ薄く小さくなり修復不可能になったり、歯が折れてしまうことによって抜歯となり、歯を失うことになってしまいます。2次むし歯を防ぐことは非常に大切です。それではどうすればセメントの溶解を少なくできるでしょうか。ポイントはpHです。再び表の赤枠をみてください。蒸留水、pHでいうと中性だと溶解率は0.06%、つまり1/6になるのです。正しい歯磨きの方法でpHを中性にし、リテーナーで歯質強化、定期検診をうけて、2次むし歯のサイクルに入らないように歯を守りましょう。ただ、削られた歯は常にこの危険性に露出させられる運命となります。ですから当院では最初から歯を削らずに治す方法を提案しております。

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