平成30年の介護報酬改定で、グループホーム、有料老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアーハウス)でも、「口腔衛生管理体制加算」を算定できるようになりました。
月1回、歯科医師または歯科衛生士が勉強会のようなもの(手のあいている人を集めて)を開いて、書式を整えると一ヶ月入居者1人当り、30単位が算定できるものです。
当院では、上記勉強会の用意がございます。書式もこちらで用意します。参加する職員は全員でなくともかまわないこととなっております。当院より16Km以内。月に1回であれば無料でおうかがいします。下記に勉強会のサンプルを例示しました。どうぞご覧下さい。
サンプル(いとう歯科)
- 義歯が入っている状態でも構いませんから、まず口を開けてもらいましょう。この時、いきなり口の中を覗きこむのではなく、スムーズに開口できるか、開閉口に際して痛みはないかチェックして下さい。
- 舌を前に突き出してみて下さい。左右に傾きがないか、片麻痺の人はどちらかに傾いている事があります。この時、舌背の表面及び舌苔の付着量についても見てみましょう。
- お口の中を覗いてみます。ほっぺたの内側に口内炎がないかチェックして下さい。食事後しばらくたっていても食べカスが左右のどちらかに残っている事があります。こういう方は、食べカスの残っている方に麻痺があるか、その部分の歯の裏に大きな穴が開いている事があります。お口の中に状態的に出血している部分があると口の中じゅうがヴェラーブ(偽膜)におおわれ、どこから出血しているのかわからない事があります。
- 入れ歯を外してみます。スムーズに外れない時は金属の輪が歯にくい込んでいる、或いはそこの歯に穴が開いている事があります。逆に、カタカタして全く安定しない事がないかどうかもチェックして下さい。入れ歯の角が歯肉に刺さっていたりすると、痛がって食事をしたがりません。
- 手袋をして歯を1本1本触ってみます。歯の動揺度、虫歯の有無、触った時に歯肉の縁から血が出てこないかチェックして下さい。





