歯科治療

歯の切削について

できるだけ削らない治療

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いとう歯科ではできるだけ痛くない治療器具をそろえています。たとえば先端の丸い器具や歯を白くする道具でも削らずに歯の表面をこする道具を用意しています。超音波やレーザーを用いた治療方法と組み合わせることにより、できるだけ痛くない治療を目指しています。削らない抜歯しないことがわかると、皆さん安心なさり、口コミで遠方から来る方もいらっしゃいます。こわくない治療方法としては治療前に鏡やパソコン画面でシュミレーションをし患者さんに見てもらいながら歯の治療を進めています。これはTell Show do法といって小児歯科では有名な治療導入方法です。治療環境に円滑に適応できるようになります。

歯をできるだけ削らない「ケスラーズシステム」

1.カリエスチェック

虫歯菌の分泌物であるポルフィリンの量を測定し、目に見えない初期齲蝕も発見することができます。

2.インフォームドコンセント

測定されたポルフィリンは数値化され、撮影した虫歯部分を視覚的に色を付けて表示します。患者様の口腔内状態、治療方法をわかりやすく説明し、患者様より同意を得て治療開始となります。

3.プラズマ殺菌

高濃度オゾンガスにより、う蝕菌は20秒で99%殺菌されます。エナメル質で最大2㎜、象牙質で5㎜程度浸透し、約3カ月持続します。

4.クリーニング・填塞

専用の器械で細菌とその代謝物を除去します。欠けている所は足します。

5.再結晶促進

ハイドロキシアパタイト、キシリトール、フッ素などを配合したジェルで歯の再結晶化を促進させます。

測定

虫歯細菌の代謝排泄物であるポルフィリンの量を測定し、これを数値化することにより、その深さ、菌の活動性を視覚的に表示しています。赤か黄色の近づくほど深くなると考えられます。

定期検診の必要性

一度、歯の表面を白く造っても亀裂が入るとそこから徐々に内部に菌が浸透し、最終的にはエナメル象牙境から表面が剥離してしまいます。痛くなる前に定期検診が大切です。

レーザーを使う場合は歯に直接さわらない無痛治療になります。

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オゾンは歯を削りませんが、歯を削らなければいけない時はレーザーを使います。レーザーを使うにあたっては、レーザー光が目に入らないようにするため、レーザー光の波長だけをカットする専用のゴーグルを着けます。このゴーグルは、可視光線は、透過するタイプですので、周囲のものは、普通に見えます。レーザー光は、目に見えません。

注射をせずに作業に入ります。

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注射をしないで、一番表層の1ミリだけを通常のドリルで削ります。この場合、厚さ1ミリ、長さ3ミリだけを削りました。ほんの10秒ほどです。ここより深くドリルで削ると痛いので、絶対に、これより深くはドリルを進めません。

歯には直接触れず光で作業を進めます。

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写真をよく見ていただくと、わかりますが、レーザー光を出すチップの先端は、歯には直接触れていません。ですから、あたかも、手品のように、触らないのに、虫歯の悪い所だけが、歯の外側へ吹き飛んでゆくのです。チップの先端と今レーザー光のあたっている歯の部分が赤く見えますが、これは、今どこにレーザーが、あたっているかを示すガイド光のLED赤で、レーザー自体は、目には見えないのです。ですから、ゴーグルの装着をお願いしています。

白く埋めて歯の形が復活します。

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虫歯の穴がキレイになったら、プラスチックで、歯の色と形に合わせて、埋めて作ってゆきます。この作る作業と色合わせ自体は人間の手作業になります。ここまで注射なしで、1回でできます。

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