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個別記事: 2015年03月13日

歯の根が割れる

札幌市南区藤野いとう歯科医院の伊藤です。むし歯で神経を抜いてしまうと歯自体の痛みはなくなりますが、歯質に栄養が行き届かなくなるので黒っぽく変色し、もろくなってしまいます。枯れ木の様な状態になるので、硬いものを噛んだり、歯ぎしりなどの強い力が加わった時に、薪を割ったように真っ二つに割れてしまうことが多くあります。神経を抜いた歯には土台を入れてから、銀歯を被せます。保険で使用される金属の土台は硬すぎて、十分な歯質が残っていない歯には心配です。歯質の少ない歯には硬さやしなり具合が歯と似ているファイバーコアを使用することで歯が受け止める力を分散して破折などのリスクを減らすことができます。虫歯の穴があるとそこから割れることが多いです。神経を抜く→歯根破折→抜歯 このサイクルに入らないようにむし歯検診を受け、また歯ぎしりなどによる咬合性外傷には気をつけましょう。夜、歯ぎしり防止装置(リテーナー)を入れて寝ると安全です。

 

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